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【クソザコ就活生の日経解読】vol.6 EUの対中政策&学校とTDLへのコロナの影響

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クソザコ就活生による、クソザコ就活生のための日経新聞解読。朝刊の重要なトピックを紹介し、背景・用語をまとめていく。楽しんでいこうぜ。記事のチョイスは完全に独断。答えは書かない。疑問を書いていく。著作権が厳しいので、引用は少なめ。

2020年9月15日

EU、対中政策見直し

 [香港情勢など自由と民主主義が脅かされる事態が相次ぐことを受けて、EUは中国との関係を見直す。経済面で強い結びつきを持つEUと中国だが、EUはその基本理念である自由と民主主義の点では譲れないとしている。一方でアメリカのような強固な対中姿勢は避けたい考えで、あくまでも対話を通した解決を探っている。]

背景には香港国家安全維持法や新疆ウイグル自治区の問題、そして南シナ海問題などがある。つい最近、EU内でも中国寄りだったドイツがその方針を見直したばかりだ。EUにとって米国に次ぐ貿易相手である中国に対して、より戦略的な関係を構築することが求められる。

EUは民主主義を根本的な理念としており表現の自由などを重視している。そこには戦争に明け暮れたヨーロッパ大陸の反省が込められているわけだが、今回は経済を優先するか自由と民主主義を優先するのか、難しい舵取りを迫られている。

東京都、都立校の学校行事来年1月から再開

 [東京都は、都立学校での文化祭や修学旅行などの行事について、来年1月から対策を講じたうえでの再開を認める。密にならないことや大声を出さないなどの対策の徹底を求める。また、学校側が保護者から参加の承諾を得ることを条件にしている。]

小さな記事だが、この裏に隠れている児童生徒たちの想いは非常に重たいものだろうと思い、ピックアップした。学校は勉強だけをしに行っているのではない。文化祭や体育祭などの学校行事にも大切な意味があるはずだ。学生時代には限りがあり、経験できる行事にも限りがある。世界的な危機とは言え、一生に一度の思い出が失われることのショックは大きいだろう。東京都に限らず、全国的に感染拡大とのバランスのとれた学校機能の再開が必要だろう。

来年1月から再開可能としているが、冬季の真っただ中であることが気がかり。インフルエンザやコロナは乾燥する冬にまた感染が拡大すると言われている。特に一月は、受験シーズンであり、大学受験を控える高3生は大きな行事に参加することにはリスクが伴うだろう。

生まれた世代というのは、自分ではどうもできない。過去にも辛酸をなめた世代がいくつもある。就職氷河期の世代、もっと言えば戦争中に青春時代を過ごした世代はもっと過酷だったろう。逆に、楽な思いをする世代もある。バブル入社の世代などだ。(ただし彼らは、入社後すぐに「失われた20年」という不景気を経験することになる。) 世代間の平等を図ることは、非常に難しい。しかし世代間の対立はときに社会を分断するきっかけになる。今日の児童・生徒たちにも、相応のケアが必要だろう。

オリエンタルランド契約社員の配転や退職要請

 [東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドが業務の無いダンサーなど一部の契約社員に配置転換を要請し、合意に至らなかった場合は退職などを促していたことが分かった。約4000人の正社員や嘱託社員は冬の賞与7割減。コロナの影響大。]

夢の国にも、現実が訪れたというわけだ。TDLなどのアミューズメントパークで働く人たちは、バイトも含めて非常に志の高い人たちという印象。ゲストに夢を、笑顔を与える輝かしい仕事だ。コロナの影響で笑顔にすべきゲストの足は絶え、自らの顔からも笑顔が消えつつある。いつも笑顔にしてもらっているぶん、なんとかここで恩返ししたいと思うのだが。

オリエンタルランドは既に来春までイベントはないとダンサーに伝えているという。オリエンタルランドでは、正社員や嘱託社員が約4000人、バイトや契約社員が約2万人働いている。働く人たちの生活が心配だ。7月からは通常の入園者の半分程度に制限して開園しているが、経営への影響は大きい。オリエンタルランド役員報酬をカットするなど、経営陣の責任も明らかにする。今後、国内の同様のアミューズメントパークでも人件費を削減する動きが加速する恐れがある。

そのほか

TikTok事業買収、オラクルが有力か

 TikTokの米国事業買収の件で、先行していたマイクロソフトではなくIT大手のオラクルを中心とするグループが有力となった。TikTokは使ったことがないし、始めてみたときはこんなもの流行るわけないと思っていたけど、すぐに日本でも浸透した。少し悲しい。

webtan.impress.co.jp

スマートウォッチ、医療分野で活用広がる

米アップルのアップルウォッチに搭載されたアプリを、厚労省が医療機器と認定。一般向け製品初の心電計の誕生だ。世界各国で医療用とのウェアラブル端末の開発が進んでいる。外来診療での活用にも期待され、IT×医療の分野は今後も市場が成長しそう。

 今日はここまで。読んでくれてありがとう!