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【クソザコ就活生の日経解読】vol.8 デジタル庁の英語名どうする問題&欧州コロナ再拡大

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クソザコ就活生による、クソザコ就活生のための日経新聞解読。朝刊の重要なトピックを紹介し、背景・用語をまとめていく。楽しんでいこうぜ。記事のチョイスは完全に独断。答えは書かない。疑問を書いていく。著作権が厳しいので、引用は少なめ。

2020年9月18日


デジタル庁 来年設置へ

[政府は「デジタル庁」を2021年秋までに新設する方針。最新のデジタル化の動向に対応するため、民間人をトップにする案も検討する。行政手続きの迅速化やビックデータの活用などが期待される。]

スピード感があって良い。

しかし「デジタル庁」という名前はナンセンスではないか。Digitalというのは普通は形容詞で使うものだ。英語表記はどうするのだろうか。the Digital Agencyとかthe Digital Officeとか?省ならthe Ministry of Digitalとなるが、こっちはもうどう見てもしっくりこない。これは完全に和製英語だ。「デジタル~」の~に当たる名詞の英語が必要なのではないか。デジタル「推進」とか「化」とか。

ちなみに日本経済新聞社の調査では78%の人がデジタル庁に賛成だという。

運転免許、デジタル化へ

[デジタル庁に関連して、運転免許証のデジタル化を推進するというニュース。スマホを活用して、利便性の向上を図る。]

警察庁スマホアプリを活用した形を想定している。偽造が難しくなり、窓口の負担も減る。セキュリティー面やマイナンバーカードとのシステム連結で課題はあるが、およそ8000万人が保有している運転免許証をマイナンバーと結び付けることで、マイナンバーカードの普及にも一役買うとされる。

これも非常にいい動きだ。それぞれが証明書をカードの形式で携帯し、警察官に見せるなどというのはもう時代遅れかもしれない。アプリなどへデジタル化されれば、活用の可能性は大きく開ける。例えば車に運転者のデータを設定し、スマホをかざして認証しないとエンジンがかからないシステムを作れば、無免許運転や盗難は格段に減るだろう。

最も重要なのは、セキュリティーだ。あらゆるデータの一元化は、データが流出したときに個人に関するすべての情報が盗まれるリスクもある。機微な情報をブロックごとに分けて保存しておく必要があるかもしれない。

欧州で再びコロナ感染増加

[欧州で再びコロナの感染拡大が進んでいる。特にフランス・スペインでは1日の感染者が1万人を超えることも。バカンスで人の移動が増えたことが原因とされ、追加の感染対策が講じられる公算が高く、経済回復が遅れることが危惧される。]

日本では首相が変わったり、感染拡大が下火になったことからコロナ関係のニュースが占める割合は少なくなっているが、実は再び拡大しようとしている。欧州では夏のバカンスを南ヨーロッパで過ごすことが多い。当然受け入れ先のスペインなどでは観光業が重要な産業であり、今年の6月にディスコを再開するなど、早めの対策緩和を講じてきた。

しかし夏で人の移動が増えたこと、そして感染者数の追跡が不足していたことから、再び感染が拡大している。欧州で確認される1日当たりの感染者数は最も酷かった今年の3月あたりに匹敵するほどにまで増えている。

東京でも同じ現象がみられる。短期的ではあるが感染者数が再び200人台に乗ってきており、東京が10月からGo toキャンペーンの対象になることが悪影響を与える可能性がある。

季節は秋になりつつあり、秋雨が過ぎると乾燥した冬がやってくる。季節にも循環があるように、感染にも波がある。経済とどう両立していくかという問題もあるが、まずはインフルエンザ等、より確実な対策を打てるものからつぶしていくことが重要。

面白いことに(当然ながら)、今年の現時点でのインフルエンザ患者数は記録的な少なさを誇っている。コロナ対策の除菌・消毒、そして3密を避けた行動がインフルエンザ対策としても機能している。ただし、インフル患者がコロナを恐れて医療機関に行くのをためらい、統計として出にくい一面もあるかもしれない。

中国、Ai分野で3兆円調達

[中国はAI分野で大量の資金を調達していることが分かった。非上場企業だけで2037億元(3兆1千億円)に達している。]

中国にはユニコーンが100社ほどあるとされる。その中でもAI関連のものが多く、今後の成長が注目される。中国政府が2016年に出したAI強化方針が背景にあるとされる。

それにしてもやはり規模が違う。圧倒的な投資を前に、日本企業は太刀打ちできるのだろうか。

◆こコトバのチェック!◆ ユニコーン
企業価値が10億ドル(=約1100億円)以上の非上場ベンチャー企業のこと。数が非常に少なく、有望なビジネスを持ちながら実質的な製品・サービスを生み出せていない状態を、幻の動物ユニコーンになぞらえたもの。(デジタル大辞泉)

ワーケーション広がる

[プリンスホテルは企業向けに「ワーケーション」を提案する。仕事の能率アップ、社員の結束強化などの需要を狙う。]

コロナ禍で注目されているサービスの一つだ。せっかくリモートで働けるなら狭い自宅ではもったいないという想いに応える。労務管理への心配に対応するため、プリンスホテルは米セールスフォース・ドットコムの日本法人と連携して専用アプリなどを開発する。

ワーケーションは宿泊施設・旅行会社の双方にとって新たな商機になりそうだ。チームで「合宿」のノリで参加でき、社員間の結束が強まることもあるという。仕事の合間にはレジャーを楽しむこともでき、切り替えがしっかりした一日を過ごすことが出来とされる。

◆こコトバのチェック!◆ ワーケーション
ワーク(仕事)とバケーション(休暇)を合わせた造語で、2000年ごろに米国で始まったとされる。観光地に滞在しながら仕事をすること。

そのほか

オンライン入試で揺れる私立中学

中学受験の「オンライン受験」をめぐり、受験生の公平性の確保の観点から判断が揺れている。東京都では自粛の方針だが、各校の判断にゆだねるという県もあり、私立中学は対応に苦慮している。

やはり背景には不正行為への疑念がある。まぁ、難しいよねぇ、、。オンラインってなると、ズルしたくなりますよねぇ。オンライン入試システムとうのはないのでしょうか。あったら売れそうですが。ただ、自宅の環境を確認するのはプライバシーとのせめぎあいも生じますよね。

シニア向けコミュニティの可能性

 シニア専用のウェブ運営会社オースタンスはシニア向けのオンライン飲み会を開いている。これは非常に面白いビジネスだ。高齢者向けのコミュニティを提供することは需要もあるし、なにより高齢者の生き生きとさせる。人生100年時代に孤独さを感じないように、シニア×ITのサービスはもっと増えてもよさそうだ。

 今日はここまで。読んでくれてありがとう!